割箸の種類について

割箸の種類について

割箸は材質形状長さ違いから数種類に分けられます。

 

〜割箸の材質〜

●割箸には杉、桧、エゾ松、竹、アスペン、白樺、MO(マオ)などの材が使われております。

 

杉(国産材):杉材の割箸は国産の最高級品。木目が美しくエゾ松より木目が濃い割箸です。

 

桧(国産材):板目(年輪の水平方向に板を切り出す)なので杉やエゾ松のような綺麗な木目はないが、
         木の肌が滑らかで手にした時の感触がよく、杉材に次ぐ国産の高級割箸です。

 

エゾ松ほとんどが中国産です。木の木目が細かく綺麗な割箸です。材質は軽く、木肌が白い割箸です。
      国産材より割安ながらも高級感がある割箸として人気です。

 

:ほとんどが中国産です。竹は成長が早く4年~5年程で成竹となります。   
    その成竹の択伐材を利用し、割箸は生産されます。
    強い強度を持ち、油を弾くことから、和食・洋食・中華を問わずご使用されています。
    竹肌が白いものと、熱風を使い高温乾燥で炭化させた茶色ものがあります。

 

アスペン:成長が早いので白樺に比べて腰がなく、割箸の厚みが厚めになります。軽く、木肌が白い
       割箸です。ごく一般的な割箸。裸箸・完封箸・箸袋入割箸など幅広くご使用されます。

 

白樺:木肌がアスペン材に比べるとうっすらと茶色がかっています。腰が強く、折れにくい割箸です。
     ごく一般的な割箸。裸箸・完封箸・箸袋入割箸など幅広くご使用されます。

 

MO(マオ):アスペン材よりやや強度があります。原産国はベトナムです。
        MO材はベトナムにて計画的に植林・伐採した木材を使用しています。
        ごく一般的な割箸。裸箸・完封箸・箸袋入割箸など幅広くご使用されます。

〜割箸の形状〜

●割箸の形状には天削箸・利久箸・らん中・元禄箸・角箸があります。

 

@天削箸割箸の持ち手側の天面(頭部)を、斜めに削り落とした割箸。

      斜めに削り落とすことで高級感をだしています。

      近年は先端に向かって細く削られた先細天削も人気があります。

 

A利久箸:天と地の両端が細く、中央部が太く加工された割箸です。

 

Bらん中:利久箸と形状は同じ。杉らん中は割るタイプの割箸ではなく、一本ずつの組箸です。

 

C元禄箸:割箸の四つの角を面取りし、割れ目に沿って中央部に真っ直ぐな溝を入れた割箸です。

 

D角箸持ち手部分は四角く、先端は細く削ってあります。

     四角い形状なので転びにくい作り。割るタイプの割箸ではなく、一本ずつの組箸です。

     杉角箸は「あすか箸」と呼ばれます。

 

〜その他特殊な形状をもつ材質〜

a)竹双生:竹箸のみの形。先端部分及び手で握る部分を丸く、頭の部分は四角い状態
      でついて加工されている割箸です。

 

b)両細(丸箸):この割箸は割るタイプの割箸ではなく、一本ずつの組箸です。
        全体が丸く削ってあり、両端は中央部より細目になっている割箸です。
        「丸くおさめる」「割らない」ということで、正月の祝い箸など、
        おめでたい御膳にご使用されます。

割箸の形状

 

〜割箸の長さ〜

・割箸の長さはその材質により異なりますが、9寸(約24p)・8寸(約21p〜
20.3p)・7寸(約17p)・6寸(約16.5p)とあります。

 

・一般的によくご使用される長さは8寸(約21p〜20.3p)です。

 

※6寸・7寸・8寸・9寸は呼称です。
1寸=3.0303pとした実際の長さとは異なります。

 

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